【19年版】学生の利用率が高いコミュニケーションツールとよく見るSNS調査/東京工科大学

最終更新日 2020年1月22日


経済が緩やかに回復しはじめた2012年以降、採用市場は学生優位の「売り手市場」へと突入。
近年では、テレビや新聞で「人手不足」に関するニュースが取り上げられるほど、企業間の人材獲得競争が激化しています。
その中で、無事に内定承諾・入社の確約を得るためには、第一に学生の利用率が高いツールでアプローチしなければなりません。
本記事では最新の大学生のコミュニケーションに関する実態データをもとに、今有効なコミュニケーションの手法について考察します。

コミュニケーションツールの変遷と、主流SNS

以下は、東京工科大学が2019年4月新入生1,795名に対し、コミュニケーションツールの利用状況を訪ねたアンケート結果です。
参考:東京工科大学「コミュニケーションツール」利用実態調査(2019)

現在利用しているSNS(複数回答)

1.LINE・Twitter・Instagramは、安定的に拡大

LINEは前回調査(2018年実施)と同様にほぼ全員が利用しています。
Twitterは前年と同様8割程度の利用率を保持。
Instagramに関しては、前年から約10ポイント利用率を伸ばしています。
その他のツールが利用率を下げている結果を踏まえると、LINE・Twitter・Instagramが「主流のコミュニケーションツール」と言えるでしょう。

2.YouTube利用率が大幅増

注目すべきは、「動画配信サービスの伸び率」です。
2014年~2018年にかけて8割程度で推移していたYouTubeの利用率が、2019年の調査では97.2%を記録しています。
近年では「YouTuber」が職業の1つとしてメディアに取り上げられるほど、動画配信サービスへの認知が拡大。
YouTubeにLINEのようなコミュニケーション機能はありませんが、そのような社会情勢の変化と、スマートフォンの普及が相まって利用率が大幅に増えたものと思われます。

普段、友人とのメッセージのやり取りで利用している連絡方法(複数回答)

1.LINEが「利用率9割」を維持

2018年から少し利用者は低下していますが、それでも他のツールを大きく引き離しており、引き続き「LINEは主流」と言えるでしょう。
Twitterは、「メッセージツールとして利用している」との回答が3割に留まっており、主に情報発信や検索に利用されているものと思われます。
また、2014年にコミュニケーションの主流だった携帯メールの利用率は24.8%にまで下落。
LINEが2015年以降90%シェアを伸ばしている結果を考えると、メールの利用率は今後も同水準に推移、または低下すると見込まれます。

2.LINEは「通話」でも主流に


通話の手段については、「LINEの通話」が「キャリアの通話」を大きく上回っています。
LINEは友だち登録者同士でコミュニケーションを取るアプリケーションです。
つまり、知らない番号から電話がかかってくる心配がないため、LINEは大手キャリアの通話より、利用しやすいものと思われます。

アプローチの鍵は「使い分け」にあり

調査の結果を踏まえ、「学生へのアプローチにはLINEが有効」と言えるでしょう。
しかし、上述のとおりINEは友だち登録者同士でコミュニケーションを取るアプリケーションです。
企業が採用活動で活用するにはまず、友だち登録者を増やさなければなりません。
そこで、意識していただきたいのが「SNSの使い分け」です。具体的には、以下のように各ツールを使い分けるのが良いでしょう。

採用広報:Twitter、Instagram、YouTube
連絡手段:LINE

就職活動を始めた学生の多くは、「その企業が自身に合っているか否か」を見極めるため、情報収集へと動きます。
企業が、写真や動画で定期的に社内の様子や社員の人柄を発信していけば、関心をもったLINEアカウントをフォローしてくれる可能性があります。
情報収集のみならば、TwitterやInstagramをフォローするだけで十分にもかかわらず、LINEに登録した学生の関心は「相当高い」と言えるでしょう。

学生へのアプローチには利用率の高いツールを用いるべきですが、1つのSNSだけを使っていれば、学生との接点を必ず作れるとは限りません。
まずは、自社の採用活動がどのフェーズにあるのかを分析し、各SNSを使い分けることが志望度の高い学生に出会うための第一歩となります。

まとめ

さらに言えば、LINEを運用する際、全員に同じ文章を送るのは避けるべきです。
ひとくちに「就活生」と言っても、その進捗状況は1人ひとり異なります。
たとえば、9月にインターンシップへ行く学生もいれば、その時にはすでにインターンシップを終えている学生もいるでしょう。
にもかかわらず、企業が友だち(登録者)全員に同じ文章を送ってしまっては、TwitterやInstagramと変わらず効果は見込めません。

LINEを採用活動に活かすためには、アプローチしたい学生ごとに、投稿文を書き分ける必要があります。
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さまざまなコミュニケーションツールがある中で、LINEは学生の利用率が90%を超えており「主流」と言えます。
学生に入社していただくためには、「エントリー」~「入社」の間に生じる不安をその都度解消しなければなりません。
選考直前に不安を感じる人もいれば、内定承諾後に不安を感じる人もいるでしょう。

もちろん、電話やメールによるフォローされるかと思います。
しかしながら、学生が不安を感じた直後にフォローできなければ、不安が大きくなり選考や内定を辞退してしまう可能性が考えられます。
電話やメールだけでなく、学生の利用率が高いLINEも合わせて使うと、学生が自分のタイミングで不安を打ち明けやすくなります。
学生が不安を打ち明けやすい環境の構築は、採用活動の効率化にもつながるでしょう。

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